RSSの復権はブログの復権になるのかな

グーグルがRSSを復活させるという記事が話題になっているけど、正確には「復権」だろう。RSSの技術自体はずっとあったわけだし。

RSSリーダーの普及時期はブログの普及時期と重なっていたと思う。Google Readerにいろいろな個人ブログのフィードを登録して、更新をチェックするのが楽しみだった。

そういう「文化」がなくなって、RSS Readerが流行らなくなっていたのは、Twitterが普及しはじめた頃だったか。RSS Readerをいちいちチェックしなくても、Twitterのタイムラインを覗けば、フォローしている人のブログ更新はわかる、みたいなことがつい最近までまことしやかに言われていた。そういうのになんか馴染めなかった。いまでも馴染んでいない。

個人がお気持ちを表明するフォーマットとして、Twitterよりはブログのほうが絶対に向いていると思う。 あのTwitterのスクショ貼り文化というのはまったくいただけない。長文を発表したいときに、スマートフォンに長文を綴ったスクリーンショットを貼り付けて発表するやつ。字が小さくて読みにくいしコピペもできないから本当に嫌いだ。

ようするに、Twitterじゃないと、誰にも見つけてもらえないという強迫観念があって、スクショ貼り文化が普及したんじゃないか? でも本当は、そういうことをやる人は、長文をそのまま発表して、多くの人の目に留まれば、それに越したことはないんじゃないの?

RSSを基盤にして、個人がいろんなことを発表するフォーマットというか、プラットフォームはなんでもよくて、すべてのコンテンツストリームが平等にタイムラインに表示されるようになったら、いちいちTwitterに記事のリンクを貼って共有しなくてもよくなるだろう? そうやって見つけてもらう必要がないから。

そうしたらブログのよさがまた見直されて、いまよりもっと創造的な使い方をする人がたくさん現れて盛り上がる、みたいなことはないのかな。あってほしいな。

一個人としてブログサービスを借りて書いている場合、まずはそのサービスがずっと続いてほしいと思うから、ブログがもっと盛り上がって、サービス提供する会社にお金が入って繁栄するのは歓迎するべき流れだとは思う。(このブログはproにアップグレードしてないけど)